明日が卒業式です。
明日は謝恩会とかで夜遅く、もしくは朝までカラオケするかもしれないので今のうちに書こうと思って現在パソコンの前でカタカタやっている次第です。
今考えると結構感慨深いものですね、高専生活も…
精神的に得たものはそれなりにあると思いますが、視野が広がったのかは正直分かりません。
成長できたような気がすれば、まだまだな部分がたくさんあって
結局は不出来な人間で止まっているような現状です。
でも、通常の学校とは違う、比較的個性のあるカリキュラムで受けた教育はそれなりの糧になっています。
最低5年という長い月日の中で一回も大きなクラス変えや授業体系の変化がないというのは視野が広くなる機会を奪ったり、コミュニケーション能力の成長に悪い影響を与えると考えていました。
そんなことは全然ないんですけどね。
言わばていの良い言い訳です。
視野は無自覚ですが、広がっていきます。
最近、成人式とかもあり中学の時の同級生と交流を持つ機会が増えてきたのですが、考え方や見方の方向性が結構いろいろなところから出来るようになっているみたいです。
5年間クラスメイトが変わらないというのは、一見クラスメイト同士で固まって新しい場に踏み入れる経験を奪いそうと考えてしまいますが、クラスメイトと長い間接するため全員と深い交流を持つことができます。
そのため、他人のいろいろな面を見る事や自分の出し方を知ったり、高校生活ではないであろう広く深いコミュニケーションの場を築くことができます。
自惚れるわけではありませんが、中学の中で比較的優秀な方が高専に入学しますよね。
もし、その学力で普通高校に行ったらまず早い段階から受験勉強を始めます。
その中でコミュニケーションを取ろうなんて結構難しいことです。
自分が高専に5年通って分かった事は
高専=早歩きする場
って事です。
勉強で見ても早い段階で大学レベルの数学に入ったり、専門的な勉強を開始します。
通常の工業高校ではありえない絶対にあり得ない早さだそうです。
自分は違いますが、高専卒業後に就職としてかたちをとる人は有名な企業に就職を決めることができます。
この就職難の時にですよ?一回の面接で決めてしまう人が殆どです。
相手の企業から言わせると、「即戦力・若いため柔軟性がある・安い給r…
だそうで、むしろもっと欲しいと言って下さってる企業が多いそうです。
こちら側高専からするとこれだけありがたいことはありませんよね。
多分これからもこの状態と崩れることはなさそうです。
編入の場合でも、サポートできる状態を設けている高専が多く(自分の高専は違いますが)、普通高校から大学に入学するよりも比較的苦労せずに成功することができます。
まだ高専という場がどれだけのものをくれたのか、いまいち理解していない自分ですが
前述の事を言うことができます。
明日卒業式ですが、全然実感が沸いていない状態です。
とりあえず、難しいことは考えず感謝して過ごせたら良いと考えています。
とまぁ、高専のメリットの部分について書きました。
でも、当たり前のことながらデメリットもあります。その部分についても書きたいと思います。
大きく分けて三つあるデメリット
1:個性的な人が多い
とにかく、色の濃い人が入学当初から見た目でわかるぐらい多いです。
むしろその状態が好きで入学してくる人も多いのでしょうね。
一言で言うとオタクが多いです。
高専=ロボコンorオタクという印象を持っている、高専に対して殆ど知識のない人がいますが
ロボコン オタクという部分については否定のしようがないようです。
2:高専に合わない人もいる
中学の時は理系が得意でも、高校・大学の理系教科はかなり様変わりします。
そんな中、途中で道を間違えたと分かったとしても、引き戻すのはかなり難しいことだと分かってもらえることでしょう。
たとえ理系教科がそのまま得意だったとしても、その学科が自分に合っていないと感じることだってあります。
「他の学校でもあることだし、しょうがないこと」と考える人も多いですが、それで考えてもパーセンテージ的に言って数字が大きめなことは言えます。
それと、周りがそういう分野が好きで入っているので、テストのときに点数が低いと、いろんな部分に対する自信がなくなってしまうのは注意点です。
3:責任が大きい
比較的普通の高校よりも自由な校則を掲げている高専が多いですが、
前に述べた高専の印象の他に多いものに「留年」というものがあると思います。
どんなに優秀な状態で入ってきたとしても、だらけ癖がつきやすい高専でこの「留年」という状態になってしまう生徒は珍しくありません。
自分としては
「単位をとれれば良いから最低限の勉強をすれば良い」
「高専入学当初、普通高校に通っていればあったであろう大学受験の道が無い、もしくは遠い」
という考えからきていると思います。
人によっては
「苦手な教科が出来たとしても、単位を得られれば良いから得意な教科を頑張っていける。」
「大学について第一優先で考えなくても良いため、自分の苦手とするものを改善したり良いところを伸ばしたり、見つけたりする時間的余裕がある」
となります。
正直、入ってみないと適正が分からないような状態であるってことは言えます。
長々と自分が思う高専について書いてきましたが、この記事について訂正したり追加したい部分ができると思いいます。
その度に変更することになると思いますが、自分としては読んで頂いた人に何か得るものがあれば良いと嬉しい次第です。
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