とある授業の課題で、高専からの編入についての自分の考え&後輩(先生)に対してのアドバイスを書くことになりました。
その課題はもう出来上がったのですが、こんな感じの場でも書き留めてみたいと思ったので、時間に空きがある、もしくは興味のある方は見てください
では、自分なりに高専からの編入について書きます
まずはじめに、良い大学(あえて具体例はあげません)を目指したいのなら4年時の中ごろには
「目指す大学(3つ以上)」「何故その大学を目指すか」を決めていないとお話になりません。
そして重要なのが「過去問を見て、ある程度の準備は始めている」という状態を作っておかないとダメです。
言って良いのかは分かりませんが、ほとんど大学は問題の範囲が大きく変わるのは決まった周期があるそうで、もしそれを把握できたのならかなり強い武器になります。そして何より、自分に足りないものがわかりますしね。
ちなみに、前述の書いてある「」の三つのことは席次はほとんど関係ありません。
自分の先輩達になりますが、席次は中の下ぐらいでありながら、このことを実行して実際に良い大学に合格した人が数人います。
そして、何よりも重要なのが「運」
これは、普通の大学入試等ではほぼ絶対にありえない方向での意味の「運」
です
編入を少しでも調べた方はご存知でしょうが、編入試験は申込が済み、それぞれの大学がいう試験日に出られればいくつでも受けることが可能です。
そして、その年によって各大学が募集する生徒数に大きな幅があることが多々あります。
したがって、「去年・一昨年はこの大学はいっぱいとってるから入りやすい」と考えていると足元をすくわれる可能性がかなりあります。
あなたと同じように考えている人が絶対にいるはずですから。
逆に言いかえれば、「最近この大学はほとんどとってないけど、ダメ元で受けてみようかな」と考えて受けてみると、蓋を開けてみれば受験者は自分だけ、ではないにしても合格を勝ち取れたということもあります。
大学によっては編入試験の募集をしときながら、合格者数0という結果になることもあります。
それと、大学の編入試験日が重なることがあります。確実に受験者は割れるので良く考えて決定した方が良いですよ。自分じゃ学力が足りないから…と受ける気がなかったとしても、記念受験と考えるのもこういう場合は正解かもしれません。
次に、自分が実際に通った予備校のことについて書きます。
春休みだけ、もしくは通信制だったらキリもよく、選択しやすいかもしれません。
しかし、春休みで自分が満足できるほどの進度で講義を受けられるか
通信制では突っ込んだ質問はできないし、うまく勉強・理解を進めることはできるのか
という点で考えるとやっぱり一長一短になりますね。
自分が選んだ「春休み~学校が始まった後もずっと」というのは、予備校に近い学生なら比較的余裕があるのでしょうが、自分のような少し離れた学生となると楽な選択ではありません。
当然、学校が始まった後は、卒業研究・実験に抗議と4年時と比べて飛躍的に楽になるとは言えません。
体力・精神面に自信がないとやってられませんね。
ちなみに、春休みだけ予備校に通った友達の話をのせてもらいますが「講義自体はあまり役にたたなかったけど、各大学のデータはかなり役にたった」とのことです。
ここで言う「各大学のデータ」というのは、過去問はもちろん、受けた感想・この大学を受ける前にやっておいた方が良いこと&参考書・面接内容 等々(この友達とは違う予備校に行きましたが、自分もかなりお世話になりました。
高専にも当然データはありますが、先輩が受けた大学でないとデータは残りませんし、下手すると受けたはずなのにデータがないということもあり得ます(もしかしたら自分の高専だけかもしれませんが)
当たり前のことですが、その年にその高専の先輩がその大学を受けていなければ当然データもありませんしね
正直に言うとデータのクオリティも格段に違います。予備校の場合は完全にビジネスですからね、完璧にサービスとして成り立っているように感じました。予備校に通うという時点である程度受ける大学は似たような場所になるので、欲しいと思う大学のデータは揃います。
さて、ここまで予備校に通うことをオススメするようなかたちで書いてきましたが。
個人としては、「自分に自信がない」「親が通いなさいと言ってくれた」「それなりの覚悟はあります」
という人じゃないと辞めておいたほうが良いと思います。
何より二番目の「親が通いなさいと言ってくれた」というのが重要です。冗談抜きでお金がかかりますので、それにお金を使うのならよりよい参考書を買ったりしたほうが何倍も安上がりです。
自分は3番目の覚悟がたりなかったので、完璧な成功はつかめなかったのでしょうね…
予備校のメリットを付け加えで書かせてもらうと、ほかの同年代の人たちの勉強に向かう姿、高専とは違った視点から教えてくれる先生たちがいるのでモチベーションは上がります。
そして最後に、調べれば出てくると思いますが、高専からの編入向けの参考書を載せます。
数学
・大学編入試験問題 数学/徹底演習 (第2版) - 微分積分/線形代数/応用数学/確率 (単行本(ソフトカバー)) 林 義実 (著), 山田 敏清(著)
必需品とも言って良いのでしょうね、これをだけをやれば良いとはなりませんが、これをやらないとお話にならない感じです。
数学にいたっては、正直これしかオススメで載せられる本はありません。この参考書をやってみて分からないところを見つけ出し、それを埋めていくという作業が大切です。
しかしながら穴もかなり多いです。これを早めに終わらせて「明解演習」等の参考書をやってみるのも自分としてはオススメです。
さっぱり分からなかった方で過去の教科書も…という方には「石村園子」さんという著者の参考書を自分はオススメします。
物理
・基礎物理学演習
(著)永田一清
・大学1・2年生のためのすぐわかる物理
(著)前田和貞
物理は演習しかありません。とりあえず、いろんな問題を見ることが大切となります。(予備校の先生からの引用)
それと、講義で学んだ教科書を利用するのが絶対にオススメです。ノートがなければとっていた人に頼みこんでコピーをとらせてもらいましょう。
物理に関しては、受ける気のない大学の過去問でも利用しましょう。
英語
正直言って、言いだすとキリがないくらいオススメの参考書がたくさんあります。
自分の場合は、予備校の講義より「中二・中三用」の参考書を最初やりました。
今思うと、あれがなければ英語は絶対に捨てていたでしょうね。それくらい身になることでした。
高専生=英語がダメといっても過言ではないハズ
英語に自信がないのなら、まずは「中二・中三用」の参考書をやってはいかがでしょうか?
・英単語ターゲット1900―大学入試出る順 (大学JUKEN新書) 宮川 幸久
単語が頭に入ってないと文を理解することはできません。
理系用の英単語は?という方もいるでしょうが、大学の過去問を見れば分かると思いますが、必要なかったり・雰囲気的に理解できます。
・英熟語ターゲット1000―大学入試出る順 (大学JUKEN新書) 花本 金吾
英単語と合わせて覚えるとより覚えやすくなります。
単語自体の意味は分かっていても、熟語の意味がわからないせいで英文が読めなくなったりしますしね、こんな覚えのある方は特にオススメです。
・
基礎英文問題精講 中原 道喜
・ベストポイント英語頻出問題740 上垣暁雄
・基礎英語構文100 山森祟裕 Mika Toff 新谷誠司
あとはとにかく練習あるのみです。とにかく文を見ること、読むことに慣れなくてはなりません。
調べてもらえば分かると思いますが、基礎英文問題成功は似たようなタイトルの本がたくさんあります。それも含んでいるのでよかったらお試しを。
・
チャート式シリーズ基礎からの新総合英語
これは絶対にオススメです。似たような感じのものでForestがありますが、自分的にはこちらの方が断然良いと思います。先生にも言われましたし、実際に自分でも確認しました。
非常に分かりやすく、それでいて有意義な情報がのっており、英語を学んでいくうえで必需品です。是非お試しあれ。
とまぁ、いろいろと書きましたが、一番重要な勉強方は必要以上に無理はせず。だからといって怠けないことが重要です。
それと、何度も書きましたが「過去問」というのは非常に重要(定期試験でも実感していることでしょうが)です。早めに入手して挑戦しておくに越したことはないでしょう。
自分が思い出した点等ができましたら適宜書きくわえていくつもりです。
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